うつ病
精神面の症状 | やる気がでない / 集中できない / 好きだった事に興味が持てない / 自信がない …等 |
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身体面の症状 | 眠れない / 食欲がない / 疲れやすい / いつもだるい / めまいがする / 頭が痛い …等 |
環境面の症状 | 離婚した / 長時間の残業が続いている / 不本意な異動をさせられた / 身近な人を亡くした …等 |
治療方針
心と身体の症状を改善するだけでなく、
生活上の問題を解決するため、周囲への理解を促していきます。
社会問題でもあるうつ病に対して、単なるクスリによる治療だけでなく、家族・学校・職場など患者さんを取り巻く環境を見直し、再発を予防する治療を行います。特に職場環境の調整は、上司の理解や勤務先との連携を取り、患者さんにとって最善の治療法をご提案します。
適応障害
精神面の症状 | 憂うつ / やる気がでない / 集中できない / 不安感がある / イライラする …等 |
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身体面の症状 | 眠れない / めまいがする / 頭が痛い / 緊張して手がふるえたり汗をかく …等 |
行動面の症状 | 暴飲暴食 / 無謀な運転 / 無断欠席 / 物を壊す / 喧嘩などの攻撃的な行動をとる …等 |
治療方針
ストレスの原因を取り除き、
生活上の問題にうまく適応できるようサポートします。
適応障害は、原因がはっきりしている事が多いので、患者さんを取り巻く環境を見直すことで症状の改善を目指します。うつ病と症状が似ており、また、大人のADHDが隠れていることもあるため、まずはしっかりとした診断を行います。
症状に対するクスリの処方は最小限にとどめ、必要に応じて心理士によるカウンセリングを導入し、患者さん自身に、メンタルコントロールの方法を身につけていただくよう治療していきます。
不安障害
主な症状 | 人が怖い / 人の多く集まる場所が怖い / 人と食事ができない / 人前で字が書けない / 外出できない / 恋愛やデートができない / 上司や先生と話をしようとすると顔が引きつる / 失敗が怖い …等 |
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治療方針
治療可能だということを理解していただき、
好きなことを諦めない、苦手なことや恐怖感を克服できる治療を行います。
不安障害にはいくつかの種類があります。その中でも「社会不安障害」が生活する上で最も困る障害です。社会不安障害は、以前は「対人恐怖症」と呼ばれていました。社会不安障害の方は、不安や恐怖、苦手な場面を避けようとし、人付き合いや毎日の生活が大きく制限されてしまいます。そのため、学業や仕事を諦めてしまったり、学校や会社を辞めてしまう方も少なくありません。
自分を好きになれない、人を信用できないと悩んでいたり、性格だからと諦めてしまう方が多いですが、クスリによる治療と並行して、心理士によるカウンセリングを導入し、苦手だと思っていたことが克服できるよう治療していきます。
パニック障害
主な症状 | 心臓がバクバクする / 汗が出る / 身体が震える / 呼吸が苦しい / 吐き気がする / めまいがする / 気が狂うのではないか、死んでしまうのではないかという強い不安感に突然襲われる …等 |
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治療方針
カウンセリングにより患者さん一人ひとりを深く知り、
突然の発作に振り回されない生活を目指します。
電車や飛行機のような乗り物に乗ろうとする時、人の多い場所にいる時、車を運転している時、突然起こる死ぬのではないかと思うほど苦しい発作も、正しく治療すれば、症状を大幅に軽減することができます。クスリによる治療で大きな症状を取り除きながら、心理士によるカウンセリングも併行して行っていきます。どうしてパニックを起こすのか、という深いところには、一人ひとり違う背景があるのです。
強迫性障害
主な症状 | 何度も手を洗う / 同じことを何度も確認せずにはいられない / 無意味な行為を繰り返してしまう / ある数字を気にせずにはいられない / 物がきれいに並んでいないと気がすまない / ある考えが浮かんできて、頭から離れない …等 |
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治療方針
焦らずじっくり、クスリとカウンセリングを併用した治療を行い、
不安や恐怖を軽減した健全な日常を取り戻します。
強迫性障害は、決して単なる「癖」ではありません。誰もが普通に持っている「不安」や「こだわり」が強すぎるため、日常生活に支障が出る障害です。
強迫性障害と診断された場合、まずはクスリを用いて大きな症状を軽減します。ある程度症状が落ち着いた段階で、カウンセリングを用いることにより最終的にはクスリに頼らない治療を行うことができます。この障害の治療は長期にわたる場合があるので、早めに受診することが重要です。
統合失調症
従来の症状 | 頭の中で声がする / 部屋の中に盗聴器が仕掛けられている / 誰かが自分を監視している / 誰かに後を付けられている / 誰かが自分の悪口を言っている …等 |
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近年の症状 | 何となく以前と人が変わった様に見える / 何となくふさぎ込んでいるように見える / パニックの様な発作を起こすことがある …等 |
治療方針
うつ病と同様、誰にでも起こりうる病気です。
正しい診断と適切なクスリの処方で、最善の治療をご提案します。
統合失調症は従来、幻聴・幻覚・妄想といった症状が特徴です。しかし近年は、症状のはっきりしない患者さんも増えています。うつ病や不安障害と診断されたが、実は統合失調症だった、という方もいます。早期発見・早期治療のために正確な診断が重要となります。
また、統合失調症ではクスリによる治療は欠かせません。少しでも治療に疑問や不安が生じた時には、すぐに質問や相談をしてください。患者さんご本人やご家族の不安、現在の症状を深く理解し、正しい治療に取り組むことで、家庭・学校・職場における普通の生活を送ることが充分可能となります。
大人の発達障害
主な症状 | 仕事で同じ間違いを何度もしてしまう / 上司や同僚と上手くいかない / うつ病と診断され、長期間治療しているが全く良くならない …等 |
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治療方針
患者さん本人だけでなく、ご家族や職場と一緒に、
障害とどう付き合っていくかを考えます。
発達障害というと子供特有のものと思われがちですが、大人になって発達障害が発見されるケースは非常に多いです。うつ病と診断されたが、実は大人の発達障害だった、という方もいます。確かに眠れない、イライラするなどうつ症状はあります。しかし、症状が出る原因がうつ病とは違うのです。もちろん抗うつ剤だけでは治療できません。
発達障害とうつ病の違いは、障害と病気の違いです。病気は治すものですが、障害は付き合っていく、周囲の理解を得ながら改善していくものです。日常生活に支障がなければ、障害は問題となりませんし、ちょっとしたクスリの工夫だけでも驚くほど症状は軽減します。
はじめに「おかしいな」と気づくのはご家族であることが多いので、まずは家族相談を利用することが、正しい診断と治療への第一歩となります。
こども外来(発達障害・ADHD・不登校)
主な症状 | 一人遊びが多く集団行動が苦手 / じっとしていられない / 整理整頓が苦手 / 忘れ物や紛失が多い / 気が散りやすく宿題に集中できない / 読む、書く、計算することのいずれかが苦手 …等 |
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治療方針
スクールカウンセラーを行なっている臨床心理士が
お子さん一人ひとりに合った適切なカウンセリングを行ないます。
当クリニックでは「こども外来」として、発達障害、ADHD、不登校の治療を行います。特に発達障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)は、早期に診断・治療することで大切なお子さんの将来の選択肢を広げることができます。心理検査、カウンセリングを中心とした治療を行いながら、クスリの治療が必要になる場面もあります。そのため、児童精神領域の治療経験は欠かせません。
不登校については、登校できない理由により治療方針が大きく異なります。親御さんだけでなく、担任の先生他、学校関係者とも連携を取りながら登校を促していきます。
更年期障害
精神面の症状 | 憂うつ / やる気がでない / 集中できない / 不安感がある / イライラする …等 |
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身体面の症状 | 眠れない / めまいがする / 頭が痛い / 肩こりが酷くなった / 動悸や息切れがする / 顔がのぼせる / 身体がほてり汗が止まらない / 手足が冷える・むくむ / 生理痛・生理不順 …等 |
治療方針
多くの女性が抱える悩み・不調に適切な治療をご提案し、
心と身体のストレスを取り除きます。
更年期(閉経をはさんだ約10年間)の女性には、心や身体の不調が起こりやすくなります。日常生活にまで影響を及ぼしている場合は、正確な診断と的確な治療が必要です。身体への症状を改善するホルモン薬や漢方薬、プラセンタによる治療の他、うつ症状のある方には抗うつ剤の処方など、必要に応じた治療を行います。
更年期障害は女性特有のものと思われがちですが、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが乱れれば男性にも同じような症状が起こりえます。気になる症状がある場合は、症状を長引かせてしまう前に当クリニックにご相談ください。